FC2ブログ
2018 10 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2018 12

スポンサーサイト

 【--//--】

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

Comments (-)Trackbacks (-) | トップへ戻る

STORY6『1人じゃない』・・・25.1人じゃない

 【16//2012】

“ヤマト・・・さん?”

じっと見つめるレオーヌ




ヤマトさん?








“ヤマトさん・・・・泣いてる・・・・・”






孤児である自分に同情したのだろうか?


自分の出生の秘密を知らないレオーヌには、そんなありきたりな考えしか浮かばないのも無理の無い事だった。




「・・・ヤマトさんって、とっても優しい方なんですね・・・」

声をかける

見ず知らずの自分の事をこんなに気にかけてくれるなんて。

そんな気持ちから自然に出た言葉が、ヤマトの心を大きく揺さぶった。




“違うんだ・・・レオーヌ、違うんだよ・・・・”

違うんだ

レオーヌに悟られぬよう、“心の中で”激しく頭を左右に振りながら、そう叫ぶヤマト。

そんなヤマトの脳裏に浮かんだのは、やはり“あの時の記憶”だった。








パトロール中に衛星L1付近でキャッチした生命反応をたどっていたワタシが見たものは・・・
パトロール衛星L1

母星獅子座L77星が消滅して、既に亡くなっていた王女イライザの亡骸だった。
イライザショック

その神々しさに心を奪われたワタシは必死になって王女イライザの蘇生を試み・・・
エネルギー照射さらに照射

新たな生命の誕生と王女の復活、2つの奇跡を目の当たりにした。
誕生目の光




しかし気付いてみれば、自分は宇宙空間で死線を彷徨っているところだった。
眩い光瀕死の重傷



「そういえばこのあたりか・・・獅子座L77星があったのは・・・・」



パトロール中のワタシが、消滅したL77星近辺に差し掛かった同じ宇宙時間、“L77星の衛星”であった「衛星L1」が地殻変動による大爆発を起こし、ワタシはその爆発に巻き込まれて瀕死の重傷を負っていたのだ。
地殻変動地殻変動
爆発L1の最期


その場に駆けつけた銀十字軍の隊員達によれば、ワタシが生きていたのは奇跡的な事で、その後の異常な位に急速的な回復も、生命力の高い「光の国の戦士」といえど、なかなか例の無い事だという。


それにしても、まかりなりにもM80という(小)惑星の王であり、ジュリアンという妃を持つ身でありながら・・・・
ジュリアン登場

うら若き他の星の王女を命を投げ出して救おうとしたなんて・・・
イライザショック


「全く馬鹿げた夢を見たものだ。」
と、あの頃は療養中の銀十字軍のベットで独り、苦笑いしてたものだ。





しかしよくよく考えてみれば・・・




あの規模の爆発に巻き込まれ、宇宙空間に放り出されたまま、あれだけの宇宙時間が経過してしまったら、
“よほどの超人”でも無い限り、その者の生存率はゼロに等しいはずである。
爆発瀕死の重傷





それをその者の命を救うだけでなく、驚異的な速度で回復させる為には・・・・・




もっと早い段階で、“神の手を持つ医師”による適切な処置が施されたとしか考えられない。
眩い光マリー



いるではないか、銀十字軍に・・・・
マザーマリー




その“神の手を持つ医師”が!!!
マリーのねぎらい













“そうか!!!”
!!!




あの時ワタシの意識は“死”に向かっていた・・・・
瀕死の重傷眩い光


それは・・・死を賭す覚悟でイライザを救おうとしたその行為を・・・

エネルギー照射さらに照射
目の光ジュリアン登場



国王として、妃を持つ身として、恥じていたから・・・



マリーは単なる治療だけではなく、
“死”へ向かうワタシの意識を“生”へと向かわせるために
、ワタシの現実の行動を夢に置き換えたのだ。
マリー眩い光





「光の国の母」として崇拝されているマザー・マリー。
マリーのねぎらい


彼女の能力をもってすれば、完全に記憶を消去する事も造作ない事だったのだが、
ヤマトの行動を「尊い行為」と感じ、あえて夢として彼の記憶に残してしまったのである。
ショックさらに照射


この時マリーは同時に、自身の能力で“イライザとレオーヌの生存確認”を試みたが、蘇ったばかりのイライザと、生まれたばかりのレオーヌの“生命信号”はあまりにも微小で、さすがのマリーをもってしても、それは困難な事であった。
誕生目の光


あの爆発により2人が「衛星L1」と共に“宇宙の藻屑”と化した、と考えるのが自然の道理で、
いかにマザー・マリーといえど、それを覆す思考は持ち合わせていなかった。
爆発L1の最期




しかしレオーヌは生きていた。
怪しい気配



そしてヤマトと出会った。
みつめあう2人



マザー・マリーでさえ予期できなかったこの奇跡。
マリーのねぎらい

「母」と崇められる彼女も決して「神」ではないのだ。







「・・・ヤマトさん。」



「っ!!!」
違うんだ


「正直ワタシ、生まれた時からこうだったから、孤児だから辛いって思った事、
そんなにないんです。」



「・・・・・」


「それに、もう今のワタシは1人じゃない。
声をかける



メアリーさんがいる。
話すメアリー



ドルガもいる。
駆け寄るレオーヌ


それに・・・・






ワタシを救ってくれたヤマトさん・・・


とどめだ

レオーヌの顔






「たとえ普段は離れていても、
みんなこの宇宙の何処かにいるんだって・・・
だからワタシは大丈夫です!!」


声をかける









レオーヌが嬉しそうにそう語りかけると、ようやくヤマトは平静を取戻した。

じっと見つめるレオーヌ

落ち着いたヤマト

落ち着いたヤマト2



関連記事

Category: 6『1人じゃない』

Comments (0) | Trackbacks (0) | トップへ戻る

Commentform


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。