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今更ですが「怪獣使いと少年」

 【25//2012】

新マンファンの管理人がやはり語らずにいられないのが、シリーズ屈指の問題作「怪獣使いと少年」。

数ヶ月前に有吉とマツコの番組で「ウルトラの哀しい戦い」という特集をやっていて、そこで取り上げられたのが、初代マンの「故郷は地球(ジャミラ)」、セブンの「ノンマルトの使者」、そして新マンの「怪獣使いと少年」だった。

泥まみれになりながら、世界中の国旗をぐしゃぐしゃにしてうめき声を上げながら絶命するジャミラ。
ウルトラ警備隊によって無残にも海底基地を破壊されてしまったノンマルト。
(ノンマルトはM78星雲では「地球人」という意味で使われていた言葉だった)
この2作には偶然にもイデ隊員役の二瓶正也さんが登場していて、特に「故郷は地球」ではいつものコミカルな演技は封印して、物語の鍵となるキーパーソンをシリアスに演じられている。

そして郷秀樹が初めて?地球人に対して怒りを覚え、一度は変身することを拒否した「怪獣使いと少年」。
こちらの鍵を握る佐久間良少年は、偶然か同姓の二瓶秀哉さんという役者さんが演じられている。

雨の中、巨大魚怪獣ムルチから逃げ惑う佐久間少年。
そんな彼を救い、ムルチを封印したのは不気味な顔の宇宙人、メイツ星人。
演じるのはセブンではチブル星人役だった植村謙二郎氏。

母を亡くし、行方不明の父を捜しに北海道から上京した佐久間少年と、地球の調査にやってきたメイツ星人の奇妙な共同生活が始まるが、地球の大気汚染で身体を壊したメイツ星人は、自分が隠した宇宙船を呼び出すことが出来なくなってしまう。
そんなメイツ星人を見かねて、宇宙船を探し出そうと、毎日のように地面に穴を掘り続ける佐久間少年。
しかしそんな佐久間少年の奇妙な行動が原因で、近隣住民からいつしか「彼は宇宙人では?」という噂が広まっていく。

毎日のように不良中学生達が彼の事をいじめ、そして商店街の人達は露骨に彼を嫌がり、パンの1つさえも売ってもらえない。
しかもそんな佐久間少年を助けようとメイツ星人が念動力で中学生達をこらしめ、襲ってきた野良犬を爆死させた為、その噂はどんどんと周りに広がっていく。
そんな彼に優しく接していたのは次郎君とパン屋のお姉さんくらいで、この2人がいなかったらホントに救いのない話になっていただろう。

そんな事情を知った郷秀樹隊員は2人の元を訪れ、宇宙船の捜索に手を貸すものの、そこにやってきたのは暴徒と化した近隣住民達。

「なんでMATの隊員が宇宙人に手を貸すんだ!!」

そういいながら佐久間少年を連れ去ろうとした時、彼を救うべく現れたメイツ星人。
彼の姿に驚いた警官は、何と有無をも言わずに彼に向かって発砲。

「殺すなら、ワタシを殺せ!」

メイツ星人の言葉に警官が再び発砲し、メイツ星人はそのまま絶命してしまう。
地面を叩いて怒りを露わにする郷秀樹。
メイツ星人の遺体に寄り添って泣き叫ぶ佐久間少年。

そこにメイツ星人の死によって封印が解けた巨大魚怪獣ムルチが登場する。

「あんたMATの隊員だろ!早く怪獣を倒してくれよ!」

そんな住民達の身勝手な言葉に耳を貸そうとしない郷秀樹。

「あんた達が怪獣を呼び出したのも同然じゃないか・・・」

しかし目の前にはどんどん街を破壊していくムルチの姿が。

意を決してウルトラマンに変身する郷。

この時のBGMは「夕陽に立つウルトラマン」ではなく、御馴染みの“ワンダバ”「MATのテーマ」。

メイツ星人、佐久間少年、郷秀樹が降らせたような涙雨の中、ムルチと戦うウルトラマン。

この話はストーリーもそうだが、このほぼワンカットで撮影された戦闘シーンがまた屈指の名シーンとして語り継がれている。
とどめとなったのは新マンの代名詞であるウルトラブレスレッドではなく、なぜかスペシウム光線。
理由は分からないが、何故かこの話のエンディングにはふさわしい技に見えた。
勝利の爽快さを微塵も感じさせず、雨の中飛び去っていくウルトラマン。

ラストシーンでは大八車を引いていた佐久間少年がいつものように穴を掘り始めていた。
ひょっとして大八車に乗せられていたのはメイツ星人の遺体で、宇宙船の捜索ではなく、彼の遺体を埋めようとしていたのでは?

「おじさんは死んだんじゃないんだ・・・メイツ星に還ったんだ・・・おじさん、僕がメイツ星に行ったら、迎えてくれるよね。きっとだよ・・・」

両親を失い、天涯孤独の身となった佐久間少年。
異星人でありながらも、そんな佐久間少年を救ったメイツ星人。
不幸な身の上の佐久間少年に手を差し伸べる事無く、差別扱いすることしか出来なかった近隣住民。
悪者に思われがちだが、その姿形から、恐らくは地球の環境破壊が原因で変異して生まれたと思われる巨大魚怪獣ムルチ。

一体誰が本当の悪者なんでしょうか?

見終わった後、これほど後味の悪かった作品は「故郷は地球」以来だったような気がします。
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Category: 新マン

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Comments

No title

前にですがニコニコと怒り新党でこの作品を知りました
昭和は重い話が多いですよね…シルバーブルーメとか

Posted at 02:27:09 2012/04/02 by ギロチン王子ドエース(ポワァァァ!)

Comments

No title

ギロチン王子ドエース様、はじめまして。
管理人のzosuiと申します。

ウルトラシリーズってたまに、こういう後味の悪い作品が出てくるんですよね。

シルバーブルーメも、制作費不足という大人の裏事情で、人件費削減のためにMACを全滅させちゃってますが、何も子役まで・・・って思いました。
帰マンの坂田兄妹暗殺くらい衝撃的な回でしたね。

Posted at 21:40:52 2012/04/02 by zosui

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