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STORY1『初めての戦い』・・・①グビラ登場

 【10//2011】

真冬が海に

真冬は海に来ていた。

地球の生活にも随分慣れてはきていたが、やはりメアリー(注1)がいない事が真冬を不安にさせていた。

「メアリーさん・・・」

メアリーのおかげで、真冬は地球の文化をある程度学ぶ事が出来た。

しかしやはり不慣れな環境で実際に生活を送る事は、少なからず真冬にとってストレスとなっていた。

今日は気晴らしになればと思い、一人海にやってきたのだ。


その頃、真冬がいるビーチのはるか上空に謎の円盤の姿があった。

謎の円盤

「あの娘、地球人じゃないな…まさか、光の国の者か?」

「いや、光の国の者なら、我々に感づくだろう…あの娘には全く、そんな素振りが見えない…」

「なら試してみるか…」

真冬のビキニ

「ワタシはこの星で、何をすればいいんだろう・・・」

一人物思いにふけっていた真冬は、ふと何かの気配に気づく。

何かを発見

この付近に何かがいる・・・・

真冬がそう思った瞬間、目の前にとてつもなく大きな物体が現れた。

グビラ

「!!!」

それは今までに見た事がなかった生命体だった。

しかし他の星から来た生命体という訳ではなさそうである。

「地球にも、こんなに大きな生命体がいたなんて・・・」

グビラ接近

「まずいわ、逃げないと…」

真冬は一目散に、その巨大生物から逃れるように走り出した瞬間、

逃げる真冬

“レオーヌ!レオーヌ!”

逃げる真冬の耳に、何者かの声が届く。

「えっ、誰?私を呼んだの…」

真冬は突然聴こえてきた声の主に、心の中で語りかけた。


“今貴女の前に現れたのはグビラ…地球の深海に棲息する怪獣よ…”

「グビラ?怪獣?」

“何者かが貴女のいる場所にグビラをテレポートさせたのよ。誰かは解らないけど、間違いなく、貴女の事を狙ってるわ…”

「私を…」

“逃げる事なんて出来ない…助かるには、貴女が戦うしかないわ…”

「戦うって…」


これまで一度も戦った経験のない真冬は、その言葉に戸惑いを隠す事が出来ない。

そして真冬はこの時、ある事に気付く。


“あれっ?何でワタシの名前を知ってるの?”


「メアリーさん?貴女メアリーさんじゃ…」

真冬は声の主に問いかけたが、その声の通信は途絶えてしまった。

“それとも、あの宇宙人のおじさん(注2)?でも、女の人の声だった…やっぱり、メアリーさんだったんじゃ…”

考えながら走っていた真冬は足をとられ、その場で転んでしまう。

そして真冬の目の前にはグビラが。

追い詰められた真冬

『どうしよう…』

すると、真冬の左手のリングがキラリと光った。

リングが光る

「!?」

確かに今のままではグビラにやられてしまうだろう。

覚悟を決めた真冬はその場でポーズをとった。

変身ポーズ

「レオーーーヌ!!!」

スパーク

グビラは、目前にいた少女が放つ眩い白光に驚いていた。

そして次の瞬間、グビラの前に赤い女性巨人が現れた。

レオーヌ登場


※注1・・・登場キャラ⑨メアリー
※注2・・・登場キャラ⑦謎の宇宙人



さあ、ついにレオーヌの地球での戦いが始まりました。

なぜ、この季節に海?

海に誰も人いないの?

なんてツッコミは控えていただけると嬉しいです。w

Category: 1『初めての戦い』

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STORY1『初めての戦い』・・・②レオーヌの必殺技

 【11//2011】

謎の円盤

「あれが本来の姿か・・・非常によく似た種族だが、光の国の者ではないな・・・」

「どの程度のものか、お手並み拝見と行こうか。」

不慣れなファイティングポーズ

グビラと相対したレオーヌは、とりあえず戦闘ポーズのような構えをしてみせた。

『本当にワタシは戦う事ができるの?』

不安なレオーヌ

どこか頼りなげなそのポーズは、これまで一度も戦闘経験のないレオーヌの不安を現しているようであった。

すると、そんな不安を察したかのように、グビラは前ヒレと両足の反動を使ってレオーヌに飛びかかっていく。

宙に浮くグビラ

「きゃあっ!!」

不意を突かれたレオーヌは咄嗟にかわそうとしたが、避けきれずにグビラの体当たりを受けて倒れてしまう。

飛び掛るグビラ

「うっ…」

幸いな事にグビラの鼻先にあるドリルはかわした為、大事に至らなかったが、それでもグビラの巨体に体当たりされたダメージあった。

レオーヌが倒れたまま動けないでいると、グビラの鼻先のドリルが音を立てて回り始めた。

ドリルが

「チュイーーーン!!!」

グビラのドリルがレオーヌの隆起した胸元に向かって接近していく。

胸に

「チュイーーーン!!!」

そして高速で回転するドリルの先端がレオーヌの乳首に触れた瞬間、性感を刺激されたのかレオーヌの身体に電流が走った。

ドリル回転

「!!!」


それはまだ若いレオーヌには初めての経験で、そのおぞましい感触に驚いたレオーヌは反射的に自分の右足でグビラを蹴りあげた。


「いやああーーっ!!!」

キックが目に

グサッ!!!

すると、偶然にもレオーヌの右足のヒールがグビラの左目を直撃し、グビラはうめき声をあげながらその動きを止めてしまう。

危機一髪

“アオーーーッ!!!”

「!!!」

間一髪難を逃れたレオーヌはその場でグビラの様子をうかがっている。

考えるレオーヌ

“もしグビラのドリルをまともに受けていたら…”

レオーヌはこの初めての戦闘で“生命の危険”という恐怖を味わっていた。

そしてそれが、レオーヌの中に眠っていた“能力”を覚醒させるきっかけとなった。

「そうだ…殺らなければ殺られる・・・そういう事なんだ…」

レオーヌが飛ぶ

レオーヌはグビラが動けなくなってるのを見ると、すかさず上空に飛び上がり、空中でキックのモーションに入る。

キックのモーション

それはレオーヌが意識的にとった行動ではなく、この窮地に本能的に出た行動であった。

モーションに入ったレオーヌの身体は一直線に地上にいるグビラに向かって行く。

レオーヌ・キック

そしてレオーヌの足から眩い白光が放たれると、ドリルの付いたグビラの鼻先にキックが直撃した。

キックが命中

レオーヌのキックを受けたグビラはその場に静かに崩れ落ち、次の瞬間、激しい爆音と共にグビラの巨体が木端微塵に吹っ飛んだ。

グビラ爆発

「はっ!?」

グビラの爆発音を聞いて、レオーヌはようやく我に返った。

「ワタシ、一体・・・」

自分がやったにも関わらず、レオーヌはグビラを倒した事をにわかに信じる事が出来なかった。

無我夢中で決めたキックが、一撃であの巨大な怪獣を葬り去ったのである。

「どうしてワタシにそんな力が・・・」

謎の円盤

「なかなかやるじゃないか、あの小娘。光線技も使わずグビラを倒すとは。」

「いや、きっと使えないのだ。光の国の者なら使っている・・・」

「という事はやはり・・・」

「断言していいだろう。非常によく似ているが、あの小娘は、光の国の者ではない。」

「フッフッフッ・・・しかし、面白い存在には違いない・・・」

「ああ。研究材料にはうってつけだ。」


Category: 1『初めての戦い』

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STORY1『初めての戦い』・・・③レオーヌの決意

 【12//2011】

勝った

“レオーヌ!”

『?!』

戦闘を終えたレオーヌの元に再び、謎の声が届いた。

“ワタシの睨んだ通り・・・やっぱりアナタは凄いわ・・・”

『貴女は一体誰なの?貴女はグビラを倒す方法知ってたんじゃないの?どうして戦っている時何も言ってくれなかったの?』

“必要なかったからよ・・・”

『えっ?』

“貴女は今までたった独りで生きてきた。それが貴女の一番の強さの素。頼る相手が出来る事は貴女にとってマイナスになりかねないわ・・・”

『でっ、でも・・・』

“分からない事は教えてあげる。だけど、これからも、戦うのは貴女自身よ・・・”

その言葉を最後に、謎の言葉は再び聞こえなくなった。

レオーヌの決意

『戦うのは・・・ワタシ自身・・・』

レオーヌはその言葉を噛み締めていた。

謎の声は、何者かがレオーヌを狙っている、とも言っていた。

これまで安息の地を求め続け、それで辿り着いた星がこの地球である。

考えて見れば色んな星で敵に襲われ、その度に逃げて今まで生き延びてきた。

しかし今回初めて敵と戦い、勝利を納める事で自分は生き延びた。

結局、地球に限らず自分の為に用意された安息の地は、この宇宙の何処にもないのかもしれない。

それがどの惑星であろうが、自分自身の力で安息の地にするしかないのだ。

『今ワタシはこの星で暮らしている。この星で生きていく為にも、この星の人達に迷惑を掛けない為にも、ワタシは戦い続ける。』

地球に留まろうが他の星に行こうが、今後も自分を狙う者が現れるに違いない。

自分はきっと何かと戦わなければいけない運命なのだと、レオーヌは自覚した。

レオーヌの背後に

-STORY1 END-



レオーヌの最初の戦いはこれで終わりです。

この流れのまま、STORY2へと続きます。

Category: 1『初めての戦い』

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